かけはしさき(梯沙希)の生い立ちは?想像力欠如は「認知の歪み」

梯沙希の生い立ち 未分類

7月7日。

3歳の女児・稀華(のあ)ちゃんを自宅に8日間放置して死亡させたとして、母親のかけはしさき(梯沙希)(24)が逮捕されました。

逮捕後の取り調べで、かけはしさき(梯沙希)の鬼畜な行為の数々が明らかとなっており

何の罪もない3歳の女の子が亡くなってしまった事に、多くの人が胸を痛めています。

このような鬼畜の所業を行ったかけはしさき(梯沙希)は、どのような生い立ちで育ったのか?

かけはしさき(梯沙希)の親はどうしているのか?

常軌を逸した想像力の欠如の正体は、「認知の歪み」だった?

    

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かけはしさき(梯沙希)の生い立ちや親はどうなっている?

8日間もの間3歳児を放置して死なせた、かけはしさき(梯沙希)。

梯沙希はこの8日間、勤めていた居酒屋で以前会った男性に会うため鹿児島へ行っていました。

家を出る前、「包丁を触らないように」と、洋間のドアをソファでふさぎキッチンへ行けないようにし(娘ののあちゃんが外に出て放置が発覚するのを恐れてのことと思われます)

窓は全て締め切り、わずかな水とパンだけ置いて家を出て行きました。

この間、事件発生現場のマンションのある東京都大田区の平均気温は、30度以上

窓は締め切っていたため、相当な高温になっていたはずです。

クーラーはつけて出て行った」ということですが、次々と浅はかな嘘を繰り返している容疑者ですので、本当のところはわかりません。

8日の旅行を終えて帰ってくると、娘の稀華(のあ)ちゃんはベッドに横たわり、既に亡くなっていました。死因は、極度の栄養失調による飢餓と高度脱水。

大半の母親なら、まずそもそもこんな信じられない期間放置しないですが、子どもが亡くなっているのを見たら、正気ではいられません。

   

しかし梯沙希は、稀華ちゃんを発見後、稀華ちゃんを案じるよりなにより、自己保身を第一優先しました。

育児放棄の証拠隠滅のため、交際男性とのライン履歴を削除し、稀華ちゃんの身体を洗い、おむつを替えるという工作をし

約1時間後にようやく119番に連絡したのです。

   

かけつけた救急隊員には「数日前から体調が悪かった。おかゆも受け付けなかった」などと虚偽の報告。

事実が発覚し逮捕された後も「旅行先から早く帰るつもりだったが、飛行機の予約が満席で取れなかった

などとすぐわかるようなその場しのぎの嘘をついたり、なんの反省もしていないことがわかっています。

   

幼い子を平気で放置する。自分自分と自分が楽しむことばかり。

鬼畜な所業で死なせてもなお、反省の色も見せず嘘ばかりつく。

いったいどんな環境で育てばこんな恐ろしい感性の人間に育ってしまうのか。生い立ちはどのようなものだったのでしょうか?

   

梯沙希は、宮崎県出身

報道で明らかになったのは、梯沙希自身もまた幼少期に母親から虐待を受けていたということ。

梯沙希が8歳の頃、「身の回りのことをきちんとしない」という理由で母親に平手で頭や顔を何度も殴られ、全治2週間のけがを負いました。

この頃、梯沙希は、あばら骨が浮くほどガリガリにやせていて、十分な栄養を摂れていないようだったということです。

(なお梯沙希の父親ですが、梯沙希が幼児の頃に母親とは離婚しており、その後母親は再婚していたようです。

ですので、この事件当時の父親は、義父ということになります。)

   

この事件によって、母親は傷害・保護責任者遺棄、父親(義父)も保護責任者遺棄の罪で警察に逮捕され、児童養護施設に保護。

以降、両親の元には戻されず、そこで育ったようです。

(児童養護施設で生活された方も、立派になられた方はもちろん沢山いらっしゃいます。勿論、全員が彼女と同じだとは申しておりません)

ただ梯沙希は、虐待をされても母親に対しては愛情があり、施設に入ってからも、母親とは連絡を取り合っていたということです。

   

子どもよりもまず大人の自分たちの都合を優先し、気に入らなければ放置するか殴る。

そんな自分の事しか考えていない親の元に生まれた梯沙希もまた親の被害者ですが

今回のひどい事件は、梯沙希自身が犯した罪であることには変わりない。

稀華ちゃんと同じ苦しみを味わい、苦しみぬいて罪の重さを思い知ってほしいと思います。

   

喉の渇き、空腹。

夜には真っ暗になる部屋で、母の温もりを求め続けながら孤独に亡くなっていった稀華ちゃんを思うと、胸が潰れそうになります。

どうか安らかに・・・

    

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かけはしさき(梯沙希)の想像力の欠如は「認知の歪み」が原因だった?

ホームドラマに出てくるような理想的な家庭や、経済的に恵まれた家庭といった特別なものでなくても、聖人君子でなくても

ごく一般的な感覚の親や環境で育てば、

絶対にやってはいけないこと」「自分がした行動の結果

について、多くは自然に認識できるようになると思います。

それは、両親そろっているか片親かは関係ありません。

   

人は性格や生育環境など千差万別で色々な思想もありますが、

動物を傷つけてはいけない」「人を殺してはいけない

などは、人間社会で生きていく上で最低限のルール・倫理観であり、一部の人を除いて、ほとんどの人が持っている認識だと思うのです。

   

※ネット上の誹謗中傷について

   

ネット上のやまない誹謗中傷が問題になっていますが、おそらくネットで誹謗中傷をやっている人達は、リアルな社会では、直接誰かを物理的に傷つけるということはしない人が大半ではないでしょうか。

彼らは、「凶器や暴力でもって人や動物を傷つける」のは悪いという認識はあるが、言葉も時に凶器になるという認識がなく

むしろ「自分は正しい立場として断罪している」という穿った正義感を持ち、傷つけている認識はありません。

ですので、ここでいう「傷つけてはいけない」というのは、多くの人が認識している「物理的に傷をつけてはいけない」という意味で

ごく一般的な価値観や環境で育てば自然に認識できる」と上記で言っているのは、「物理的に人を傷つけてはいけないという最低限の倫理観を理解できる」という意味です。

   

ところが、この梯沙希もそうですし、過去に虐待事件を起こした親たち、犯罪を犯した人間・・・

そういった人たちは皆一様に、いわゆるこれらの「倫理観」が絶対的に欠如しており

自分でまともに食べられない・排泄もできない幼児を一人で何日も放置したらどうなるのか、暴力をふるい続けたらどうなるのか

そういった行動の結果に対する想像力が、著しく欠如しています。

    

オムツもとれていない子どもを、部屋の窓閉め切って1週間も飲食させずに放置したらどうなるか、想像したらわかるでしょ?!

と、多くの人はこの梯沙希の理解不能で得体のしれない不気味な行動に、強烈な嫌悪感・戦慄・怒り・・・と、激しい違和感を持ちましたが

    

梯沙希は取り調べに対し、

まさか死ぬとは思わなかった

と信じがたい供述をしています。

ごく最低限の「倫理観」を持っている多くの人間からすると、梯沙希の行動の心理は、全く理解ができません。

   

「あんたの想像力、どうなってるの?!」

ということです。

   

しかしこの本を読んで、梯沙希の意味不明な「想像力の欠如」の正体が、垣間見えたような気がしました。

      

ケーキの切れない非行少年たち

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

   

   

     

筆者である宮口幸治氏は、児童精神科医。

様々な非行少年と出会う中で、宮口先生は、「反省」以前の問題を抱えている少年が多くいる事に気づきます。

少年院にいた凶悪犯罪を犯した非行少年の多くで、「認知力」の欠如が見られたのです。

認知力の欠如」を具体的に言うと、例えば、ホールのケーキを等分に切ることすらできないのです。

    

ホールケーキを切るとき、大抵は円の中心から放射線状に分けますよね。

「いや私は違う!」という人もいるかもしれませんが、この切り方が最も等分に切れる方法であり

どのケーキ屋さんでも丸いケーキについてはこのように切られており、一般的な通念ではないかと思います。

一方、少年たちが書いたホールケーキを等分にした図の一例が、こちら。

    

ケーキを等分
「ケーキの切れない非行少年たち」より

   

このケーキの等分だけではありません。

高校生で九九の掛け算ができないとか、日本地図が読めないとか、2桁の計算がもうできないとか

小学校・中学校と義務教育を受けていれば、大抵は養われているであろう知識や認識が、備わっていないのです。

これらの原因となっているのは、「認知の歪み(問題のある認知機能)

そして、その「認知」をするための彼らの知能が「境界知能」の域であること。

   

「境界知能」についての専門的な説明や詳細については、本著を読んでいただければと思いますが

  

認知機能」とは、「見る」「聞く」「想像する」の能力。

基本的な社会生活を円滑に営む上で欠かせない能力です。

人は、家庭や学校の日常生活の中でこの「認知機能」を、個々の能力差はあれ、体得していきます。

   

しかし非行少年たちの多くがこの機能に問題を持ちながら、小さい頃から見逃され続け、家庭生活や学校生活に支障が出るようになり

認知の歪みを周囲の人に気づかれないまま、いじめにあったり、家で虐待を受けたりして「厄介者」として脇にやられることで、改善されないばかりでなく心も歪んでしまった。

この歪んでしまっている認知機能をまず向上させなければ、社会で言われる「倫理観」を認識し、反省することはできないといいます。

   

家庭環境がごく一般的で、親がその子の問題に気づくほど目を配っていれば改善できたであろう問題も

家庭が乱れていたり虐待をするような親の元にいれば、多くの子供が家庭で自然に体験しているであろうことも経験できず、歪んだ認識を矯正できる機会も与えられない。

    

梯沙希がどのような子供だったのかはわかりませんが

仮にこの問題を抱えていたとしても、幼少期は母親に虐待されて育ったということですから、当然ケアされることはなく

多くの子どもが家での何気ない生活を通じて学ぶこと・目にすることを体験できず、認知の歪みに気づく機会が与えられなかったのではないでしょうか。

   

そうであれば、8日間もの間、密室にほぼ飲まず食わずでオムツもとれていない幼児を閉じ込め放置することの結果を想像できず

まさか死ぬとは思わなかった」と言わしめた歪みに歪み切った認知も、少し理解ができます。

虐待は、全く理解できませんし、激しい怒りを覚えますが。

    

今回の事件で、梯沙希の行動が全く意味不明だと思った方、この本をご一読されることをお勧めします。

     

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